DPFの詰まり(差圧異常)の判定について
DPFの詰まりをどのように計測し、どれくらいの数値で異常(エラー)として判定されるか調べてみました。
DPFには、排気ガスの入口(上流部)と 排気ガスの出口(下流部)、それぞれ1個ずつ圧力を計測するセンサー(差圧センサー)がついています。
このセンサーが計測する数値(圧力)の差によって、DPFの詰まり具合を判定しています。
数値の差が大きくなるほど、DPFの詰まりが酷くなっていると言う事になります。
自動車メーカーによって数値は違いますが紹介します。
※以下に表示している数値などはメーカー規定ではなく、当社の過去の経験によるものです。
日野自動車
大型車:11~・中型車:11~・小型車:15~ (単位:Pa パスカル)
この数値を超えると異常と判定するようです。
過去に大型車で100を超えたケースがあったそうです。(自力走行不能になりました。)
いすゞ自動車
大型車:2.6~・中型車:2.5~・小型車:6.8~ (単位:Pa パスカル)
この数値を超えると異常と判定するようですが、同じ車種でも年式によって若干違うようです。
三菱ふそう
大型車:10~・中型車:10~・小型車:10~ (単位:Pa パスカル)
この数値を超えると異常と判定するようです。
車格による違いがなく、基準が一緒でわかりやすい。
UDトラックス
ここの車両は圧力センサーが1個しか付いていない、珍しいタイプです。
では、どうやってDPFの詰まりを判定しているか。
走行距離・年式など、各種センサーが記録したデータから判定するそうです。
「本当かいな?」と思ってしまいます。本音は教えたくないだけかも・・・
トヨタ・マツダ他(乗用車・商用車)
現在調査中!
つぶやき
DPF周辺には差圧センサーの他に、温度センサー、NoXセンサーなどが付いています。
各種センサーによってDPFの状態を見守り、早期に異常を知らせてくれます。
最近、エンジンチェックが表示され、ディーラーでNoXセンサー異常と診断されることが多い。
メーカーさん、壊れにくいNoXセンサーを作ってもらえないですか。
お願いします!!
以上、あくまで自社の経験によるものですが参考にしてみてください。